組み込み向けファイルシステム「GR-FILE/ex」が、東芝メモリ株式会社の「インターフェイスロック機能『Mamolica』付きSDメモリカード」に採用されました。
「GR-FILE/ex」は、当社が独自に開発した組込み機器開発用のファイルシステム「GR-FILE」をベースに、exFATファイルシステムに対応させたパッケージ製品で、「GR-FILE」が持つ多くの機能をそのまま使用できるようにしたファイルシステムです。
東芝メモリ株式会社の「インターフェイスロック機能『Mamolica』付きSDメモリカード」は、メモリカードの紛失盗難の際に、大切な情報の漏えいを防ぐことができるSDメモリカードです。NFC搭載のスマートフォン等の内部情報やパスワードを用いることにより、SDメモリカードのインターフェイスをロック/ロック解除することができます。『Mamolica』付きSDメモリカードには、リードアクセスとライトアクセスの両方にロックをかけられる「通常モデル」と、リードのみにロックをかけられる「Read Lockモデル」の2種類があります。ロックされた状態でもデータの書き込みが可能なRead Lockモデルは報道現場での動画記録や写真撮影等に適しています。
東芝メモリ株式会社 製品ページ
インターフェイスロック機能『Mamolica』付きSDメモリカード
他社製品と比較した結果、組み込みに必要なROM/RAMが少なく処理速度が速かった点、ロイヤリティフリーでソースコードが提供されライセンス費用が抑えられる点を評価してGR-FILE/exを採用しました。
GR-FILE/exは、SDメモリカードに保存してある静止画・動画などのファイル情報取得に使用しております。
データ取得などに必要なAPIが豊富にあり、処理速度が速く、メモリの消費量を少なくできる点でとても使用しやすい製品でした。また、ポーティングしやすく、開発がとてもスムーズに進められました。
※製品の仕様は予告なく変更する場合があります。
※製品名は各メーカーの商標または登録商標です。