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【見逃し配信】USB-BLEセミナー

導入が増えてきたBLE技術
USBとBLEの技術を使って簡単にBLEを導入しよう

導入が増えてきたBLE技術

2024年7月5日にUSBとBLEを使った技術にフォーカスし、μC3-BLE Stack製品を開発したイー・フォース社とのコラボセミナー「導入が増えてきたBLE技術。USBとBLEの技術を使って簡単にBLEを導入しよう」 のアンコール配信を行いました。
見逃し配信を期間限定でご用意いたしましたので、ぜひご活用ください。

※タイトルをクリックすると別ウィンドウにて動画が再生されます。

  • 【座談会】
  • 【QAセッション】
  • 【製品紹介】

頂いたご質問にお答えします

干渉や電波障害等の通信環境でデータを送り続ける仕組み

ご質問の内容は、開発されるアプリケーションでの対応が必要となりますので、システムの運用に適した仕組みをご検討ください。

電波法やSIG認証の内容詳細
FWを設計しているのですが、認証用にどういった機能が必要なのかを知りたいです。

電波法に関しては専門機関にご相談ください。また、Bluetooth SIG認証については、SIGのホームページより各種ドキュメントがダウンロード可能ですのでご確認ください。

システムを導入後の製品として販売する場合の認証等について、どのようなハードルがあるか具体的にお聞きしたい。

電波法取得やBluetooth SIG認証には、かなりの時間と費用がかかります。その点をハードルと考えています。

Bluetooth SIG認証に関するノウハウ(何から手を付ければ良いか等)

Bluetooth SIG認証には、End Product、Controller Subsystem、Host Subsystem、Profile Subsystemの認証がありますので、先ずはその違いを理解いただく必要があります。
また、Bluetooth SIGの認証取得を初めて行う場合、費用はかかりますがBQC(Bluetooth Qualification Consultants)などの認証コンサルタントにご相談いただいた方が良いと思います。

Bluetooth 5.1, 5.4の long range対応について

eForceのμC3-BLE Stackはv4.2対応のため、Long Range機能はサポートしておりませんが、今後のバージョンアップで対応予定です。

技適取得について

技適取得に関しては専門機関にご相談ください。

SIG認証に必要な費用や手間などについて掘り下げて欲しい
また、外部業者に開発・製造を委託する場合、SIG認証は販売・開発・製造の内どこがとる必要があるのか教えて欲しい。

eForceでμC3-BLE StackのHost Subsysytem認証を取得したときは、認証テストの準備~認証取得まで1年近くかかりました。
また、テスト結果がNGとなり調査した結果、テスト仕様書の不備だったことがありました。その場合は、英語でErrata申請を行う必要があるのですが、その申請が通るまでに1ヵ月かかる場合もありました。
外部業者に開発・製造を委託する場合にSIG認証をどうするかは、そのプロジェクトで決める内容となりますので回答できかねます。

LEオーディオの将来性について

Bluetooth SIGのホームページでは、Auracastブロードキャスト オーディオの音声放送は、空港や会議場などの公共施設で音声提供を可能することが紹介されているので、将来性はあると考えています。

・Bluetoothを使用する機器は、必ずBluetooth SIG認証を受ける必要がありますか?
・機器のBluetooth SIGの認証を受けるにあたり、使用するモジュールがEnd Product認証を受けているものと、そうでないものとでは、どのくらい費用や難しさが違いますか?
・LE Audioへ対応していますか?

・Bluetoothを使用する機器は、必ずSIG認証を受ける必要がありますが、今回ご紹介したBLE+USBエントリーパックを採用される場合、認証取得済みの市販のUSBアダプタでBluetooth通信を行いますので、お客様が開発される最終製品で認証を取得する必要はございません。

・Host Subsysytem+Controller SubsystemのQDID組み合わせであれば、End Product認証取得のハードルはそれほど高くないと考えます。Component認証のモジュールを採用される場合は認証試験が必要となるため、BQC(Bluetooth Qualification Consultants)などの認証コンサルタントにご相談ください。

・LE Audioは、対応調査を進めている段階となります。

QPRDv3について

QPRDv3のQPRDは、Qualification Program Reference Document(認証プログラム参照ドキュメント)の略で、その最新バージョンv3が、2024年6月11日のBluetooth SIG取締役会において採択されています。 2024年7月1日午前0時(UTC、日本時間同日午前9時)よりQPRDv3の利用を開始して、これまで認証取得時に使用していたLaunch Studioというツールも、Qualification Workspaceに変更となる事が発表されました。

Bluetoothの各国認証取得、Bluetooth SIGの認証取得の必要性と取得方法
多数のBluetooth機器が使用中の環境で混信問題はないか?

電波を発する全ての機器は、使用される国の電波法認証取得が必要で、Bluetoothの場合はSIG認証も必要となります。 今回ご紹介したBLE+USBエントリーパックを採用される場合、認証取得済みの市販のUSBアダプタでBluetooth通信を行いますので、お客様が開発される最終製品で認証を取得する必要はございません。

現行のBluetoothは2.4GHzの周波数帯域を使いますので、同じ2.4GHz帯の無線LANやBluetoothの電波が多い環境下では電波干渉が起こりやすくなります。開発されるアプリケーションでデータが欠落した場合の対策等を行う必要があると考えています。

Bluetooth(BLE)の最新動向の情報に興味があります。
IoT機器でBLEをどのように使う(使われる)のかが気になります。

Bluetoothの最新バージョンは、2023-01-31に公開されたCore Specification v5.4が最新となっています。それ以降は更新バージョンは発表されていませんが、Bluetooth SIGでは、「現行の最大データレート2Mbpsを最大8Mbpsに向上」や「周波数帯域を現行の2.4GHzから5GHz,6GHzへ拡大」等の仕様策定が進められています。

また、IoT機器でのBLEの使われ方ですが、弊社でこれまで携わった案件では、IoT機器でセンシングした温度、湿度、センサー情報などをモバイル端末にBLEでデータ送信したり、無線LANルータとの接続を行うための初期設定用にBLEを使うケースもありました。

認証済みのBLEモジュールの採用で気を付けないといけないこと
最終製品として気を付けないといけないことはありますか?

最終製品に、エンドプロダクト認証取得済みのBLEモジュールを採用する場合においても、使用する国の電波法が取得済みなのかを確認する必要があります。

BLEを使用する際の電波法関係の条文について
「BLEの届く距離をあと2m伸ばしたい。出来るだけ安価に」というお客様のご希望に対してどのような対処が考えられるか?

使用される国の電波法や、SIGのエンドプロダクト認証取得済みのUSBアダプタを使われる場合は、電波法関係の条文を参照する必要はございませんが、開発される最終製品でエンドプロダクト認証取得を検討されている場合は、BQC(Bluetooth Qualification Consultants)などの認証コンサルタントにご相談ください。

BLEの通信距離を伸ばすためには、BLEの送信電力や、設置環境に電波干渉が少ないことも重要です。それ以外の対処として、Bluetooth v5.0から採用された長距離通信機能(Long Range, LE Coded PHYと呼ばれる機能)を使うことで、スループットは落ちますが、通信距離を伸ばすことが可能です。
なお、eForceのμC3-BLE Stackはv4.2対応のため、Long Range機能はサポートしておりませんが、今後のバージョンアップで対応予定です。

海外諸外国の電波法の違いを解説していただきたい

海外の電波法ですが、EUはCEマーク、アメリカ・カナダはFCC認証、韓国はKCマーク、中国はCCC認証となりますが、電波法の違いについては、専門の認証取得サポート機関にご相談ください。

Auracastの事例があれば知りたいです

Auracastの導入事例については把握しておりませんが、Bluetooth SIGのホームページでは、Auracastブロードキャスト オーディオの音声放送は、空港や会議場などの公共施設で音声提供を可能することが紹介されています。
弊社のお客様からも、LE Audioに関するお問い合わせをいただき、LC3のオーディオコーデックを含めて対応調査を進めている段階となります。

電波法認証サポート可能対象国、地域の全リスト情報を知りたい

弊社では、電波法認証サポートは行っておりません。今回ご紹介したBLE+USB Entry packは、認証取得済みのUSBアダプタを使用することが前提となりますので、使用を予定している国で使用可能かは、USBアダプタの認証情報をご確認ください。

複数の市販USBアダプタの動作確認の事例も紹介いただきたい
動作しないUSBアダプタが存在する場合の切り分け方法と対処方法の事例も知りたい
(USBアダプタ側がおかしい動きをする場合でもホスト側を直してなんとか対応するのか?)

動作しないUSBアダプタの切り分け方法ですが、先ずはBLEスタックの制御APIでエラーが発生していないかの確認をお願いします。もし、エラーが発生していないのであれば、USBアダプタの型番情報や搭載チップをご連絡いただければ、弊社で調査いたします。

USBアダプタの搭載チップにより、メーカ独自のベンダーコマンドによる初期化制御が必要になることがこれまでありましたので、その場合はお客様と相談の上、対応検討を進めることになります。

また、先月見つかった問題となりますが、amazonで購入したBLEv5.4対応のUSBアダプタでアドバタイズを行うとパケットが出力されない事象が見つかりました。接続やペアリングはできるけど、何故かアドバタイズのみ出力されないため、パソコンにUSBアダプタを繋いでWindowsアプリでアドバタイズを行っても同様に出力されませんでしたので、USBアダプタのチップ側の問題である可能性を考えています。


  • イー・フォース社製【μC3/BLE】 を利用したUSB/BTコラボレーション
    イー・フォース社のBLEスタック「μC3/BLE」と当社製USBドライバ【GR-USB/HOST】を連携したコラボレーション。 Renesas社製RAを実装したクイックコネクトIoTボードに接続した温湿度センサのデータを取得し、市販のBluetooth USBアダプタを利用して、モバイルアプリに送信し温湿度を表示させます。

    カタログ ダウンロード

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