公共・教育・大規模施設など、人々が集まる場所でのコロナ対策はどのようなものが有効なのでしょうか?新型コロナウイルス感染症対策専門家会議からは、リスク要因の一つである「換気の悪い密閉空間」での感染リスクを減らすために、「適切な換気」が必要と提言されています。グレープシステムは「適切な換気」を行うための3つのポイントとその対策を提案します。
市販のCO2センサー導入で、コロナ対策は十分でしょうか?安価なCO2センサーの多くは正しくCO2濃度を測定できなかったり、数万円レベルのセンサーであっても精度や測定頻度等が十分でない場合があります。
また、多くの人の集まるところでは、データ収集のための通信が上手くできない場合があります。そのため、適切なセンサー選びは、CO2監視の重要なポイントの1つです。
多くの人が利用する施設では、誰もが安心して利用できるように、現在の状態を誰もが簡単に確認でき、換気の要否や要対策場所を一見でわかるようにする必要があります。また、センサーの追加や設置場所変更も想定されるため、センサー追加/設置場所変更に対する対応が簡単かも考慮すべきポイントの1つです。
CO2濃度が高い場合、換気等の対策が必要です。適切なタイミング・頻度での施設管理者への是正喚起や、是正対策が正しく実行されているかどうかの監視ができる必要があります。
コロナ対策は、CO2監視だけでは十分ではありません。カメラ等による密集状態の監視など、その他の監視との連携も必要となります。
市販の安価なCO2センサーは、アルコールなどに反応し、正しくCO2濃度が測定できないものが多いとの調査結果があります。(電気通信大学実施されたCO2センサー調査)
そのため、昨年11月に経済産業省から「二酸化炭素濃度測定器の選定等に関するガイドライン」と題する通達が出ており、コロナ対策のために選定すべきCO2センサーに対する最低要件が規定されています。
さらに、上記ガイドラインの要件を満たした数万円レベルのセンサーであっても、精度が十分でない、測定間隔が長い、などの問題がある場合があります。また、人が集まるところではスマホ等の通信に阻害され、センサーや測定結果を収集するゲートウェイの通信特性から測定結果を上手く収集できない場合があることも考慮する必要があります。
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