オープンソースRTOS Eclipse ThreadX ページへ
ThreadX、NetX Duo、FileX、ThreadX SMPは、IEC 61508 SIL 4、ISO 26262 ASIL D、EN 50128 SW-SIL 4に準拠しており、安全性が重要なシステムで使用するSGS-TÜVSaarの認定を受けています。 IEC 61508 SIL 4、ISO 26262 ASIL D、EN 50128 SW-SIL 4は電気、電子、プログラム可能な電子安全関連システムにおいて最高レベルの安全規格です。SGS-TÜVSaarは、ドイツのSGSグループとTÜVザールラントのジョイント・ベンチャーによって構成され、世界各地の安全関連システムの組み込みソフトウェアのテスト、監査、検証、認証を行う有数の認定独立系企業です。ISO26262、EN50128を含む産業安全規格IEC61508およびそれに関連するすべての規格は、電気、電子、プログラム可能な電子安全関連医療機器、プロセス制御システム産業機械、自動車、鉄道制御システムなどがあります。
SGS-TÜVSaarは、段階的重複および段階的混合を使用して、ThreadX のウォーターフォールプロセスの関連部分を評価し、以下の段階において最良の開発業務を保証しました。
SGS-TÜVSaarは、幅広いテストスイートを使用して、ThreadX RTOSのすべてのサービスと機能を厳格にテストしました。多数のアプリケーションシミュレーションで構成されたThreadXテストスイートは、ThreadX RTOS全体で機能的なブラックボックステストを効果的に実行します。このテストでは、コードカバレッジ解析ツールを使用して検証される汎用ThreadX Cコードの100%を実行します。Express LogicのThreadX Safetyマニュアルには、開発者がIEC61508、ISO26262またはEN50128に準拠した、最も厳格なSIL(Safety Integrity Level)であってもThreadXを安全に重要なソフトウェア開発に使用するための品質保証手段が記載されています。
ULは、材料・装置・部品・道具類などから製品に至るまでの機能や安全性に関する世界標準を目的として安全規格を策定すると同時に評価方法を設定し評価試験を実施する、アメリカ合衆国の非営利機関です。
ThreadXは、このUL規格のプログラマブル部品におけるソフトウェアの安全規格の適合に関して、60730-1 Annex H、CSA E60730-1 Annex H、IEC 60730-1 Annex H、UL 60335-1 Annex R、IEC 60335-1 Annex R、UL1998で認定されました。
IEC/UL 60730-1規格では別紙Hに「ソフトウェアを使う制御」に関する要求がありますが、IEC 60335-1規格では、別紙Rで「プログラマブル電子回路」に関する要求を定めています。IEC60730 別紙HとIEC 60335-1別紙Rでは、洗濯機、食器洗い機、乾燥機、冷蔵庫、冷凍庫、オーブンなどで使用されるMCUハードウェアとソフトウェアの安全性について定めています。
UL1998創立上でのプログラマブル部品におけるソフトの安全性を追求する追加要求は、UL60730/60335規格の最新版にも追加され、ThreadXは、この新しい要求を満たす最初のリアルタイムOSといえます。
ThreadXは、MISRA-C:2004 and MISRAC:2012にも準拠しています。
MISRA CはMISRA(Motor Industry Software Reliability Association)が開発したC言語のためのソフトウェア設計標準規格です。C言語で記述する組み込みシステムで、安全性と可搬性(移植性)と信頼性を確保することを目的としており、宇宙、通信、医療機器、防衛、鉄道等の機能安全のアプリケーションに適用できるものとして広く業界に認知されています。